残念でした。2作品とも入賞できませんでした。
ブログのタイトルで「入賞を逃す」と書いたのは、単に「落ちた」なのですが、通知メールに「惜しくも入賞を逃されてしまいしたことをご連絡・・」と書いていただいていたのでそう書いてみました。文字通り「惜しくも」と言う話ではないと思います。
次、頑張ります。
応募作品は2021年11月1日の投稿に2つともあります。参考まで。
ブログ「もんく+a」から、建築仲間 Team OBASU の活動記録ブログとしてリロードしました。
アイデアコンペへの参加が活動の中心です。
従ってここはTeam OBASUの頭の中そのものと言えます。
(2021年~)
残念でした。2作品とも入賞できませんでした。
ブログのタイトルで「入賞を逃す」と書いたのは、単に「落ちた」なのですが、通知メールに「惜しくも入賞を逃されてしまいしたことをご連絡・・」と書いていただいていたのでそう書いてみました。文字通り「惜しくも」と言う話ではないと思います。
次、頑張ります。
応募作品は2021年11月1日の投稿に2つともあります。参考まで。
Registration - 2022 Skyscraper Competition -eVolo | Architecture (←クリック)
意訳です。詳細はサイトで確認してください。
eVolo Magazineは、世界中の建築家、学生、エンジニア、デザイナー、アーティストを対象に、2022年の「スカイスクレイパー・コンペティション」への参加を呼びかけます。2006年に創設された「スカイスクレイパー・コンペティション」は、超高層建築を対象とした世界で最も権威ある賞の一つです。斬新な技術の提供、材料、プログラム、美学、及びグローバル化、柔軟性、適応性、デジタル革命による空間構成によって超高層ビルのデザインを再定義するものが評価されます。超高層ビルと自然界、超高層ビルと地域社会、超高層ビルと都市の関係を検証するフォーラムです。
参加者は以下の点に関して考慮しなければなりません。テクノロジーの進歩、持続可能なシステムの探求、現代の都市が抱える経済的、社会的、文化的な問題を解決するための、新しい都市・建築手法の確立。これは、天然資源やインフラの不足、人口の急増、公害、経済の分断、無計画な都市の拡大を指します。
このコンペティションは、ダイナミックで適応力のある垂直のコミュニティを創造する上で、パブリックスペースとプライベートスペース、そして個人と集団の役割についての研究です。 これは、人間と自然の間のダイナミックな平衡に基づく、新たな生活圏やテリトリーの探求と適応への応答でもあります。我々自身のシステムを自己調整することで知的に成長することができる、応答し適応する新しいデザインの方法論です。
場所、プログラム、サイズなどの制限はありません。その目的は、参加者に最大限の自由を与え、制約のない、最も創造的な方法でプロジェクトに取り組んでもらうことです。21世紀の超高層ビルとは何でしょうか?この巨大構造物の歴史的、文脈的、社会的、都市的、環境的な責任とは何でしょうか?
eVoloマガジンは、世界中のデザイナーの想像力を刺激し続けることを目指します。彼らは経済的、環境的、知的、知覚的な責任のある、新しい建築的言説をリードする思想家たちであり、現代の超高層ビルとして私たちが理解するものを変え、都市計画や私たちの生活様式の改善に影響を与えるものでありましょう。
REGISTRATION
建築家、学生、エンジニア、デザイナーの方々のご参加をお待ちしております。学際的(多彩)なチームの参加をお勧めします。
参加者は2022年1月25日までに登録の事。
2021年11月16日までは早期登録で参加費USD95。
2022年1月25日までは後期登録で参加費USD135。
1登録=1プロジェクト。
複数プロジェクトで参加可能。各エントリー毎に個別登録。
1チームの参加人数に制限なし。個人での応募も可能。
登録が承認後にeVoloから登録番号が送信される。(24時間以内)
登録番号は投稿ボードに記載する。
SCHEDULE
2021年8月6日 コンペ発表・登録開始
2021年11月16日 - 早期登録締切
2022年1月25日 - 後期登録締切
2022年2月8日 - プロジェクト提出期限(米国東部時間23時59分)
2022年4月26日 - 受賞者の発表
SUBMISSION REQUIREMENTS
本コンテストは、デジタルコンペティションであり、ハードコピーは不要。2022年2月8日(米国東部時間23時59分)までに、電子メールで skyscraper2022(あっと)evolo.us まで企画書を提出する事。
下記の内容を提出ファイルに含める事。
1. 図面、断面図、パースなどのプロジェクト情報が記載されたボード2枚。
提案を説明するために必要と思われるすべての情報を含めてください。
ボードのサイズは24″(h)×48″(w)で、横フォーマット。
ボードの解像度は、150dpi、RGBモードで、JPGファイル。
各ボードの右上には、参加番号を記入する。
個人が特定できないようにしてください。
ファイル名は、登録番号の後にボード番号を付ける。
例:0101-1.jpg、0101-2.jpg
2. プロジェクトのステートメントを含むDOCファイル(600語以内)。
ファイル名は、登録番号の後に "statement "という単語を付けてください。
例:0101-statement.doc.
3. 応募者の氏名、職業、住所、電子メールなどの個人情報を含むDOCファイル。
ファイルの名前は、登録番号の後に「info」という単語を付けてください。
例:0101-info.doc.
4. すべてのファイルは、登録番号を冠したZIPフォルダーに入れる。
例:0101.zip
ファイルのサイズが20MBを超える場合は、wetransferやGoogle Driveなどのファイル共有サービスを利用して、skyscraper2021(あっと)evolo.us宛に提出する。
JURY
Volkan Alkanoglu [Principal, VA | DESIGN]
Gianni Botsford [Principal, Gianni Botsford Architects]
Steven Chilton [Principal, SCA | Steven Chilton Architects]
Tsvetelina Georgieva [Principal, DesignMorphine]
Nuru Karim [Principal, Nudes]
Arthur Mamou-Mani [Principal, Mamou-Mani Architects]
Moon Hoon [Principal, Moon Hoon Architects]
REGULATIONS
コンペティションは匿名で行われ、登録番号が唯一の識別手段となる。
コンテストの公式言語は英語。
登録料の払い戻しはできません。
審査員への連絡は禁止されています。
eVolo Magazineは、コンペティションの主催者として、必要と判断された場合、コンペティションのスケジュールを変更する権利を有します。
参加者は、自分のデザインのすべての著作権を保持します。
eVolo Magazineは、コンペティションに提出されたすべてのプロジェクトを印刷およびデジタル出版物に掲載する許可を与えられます。
応募者がコンペティションの規則のいずれかでも考慮しない場合は失格となります。
参加することで、規則に同意したものとみなされます。
AWARDS
1st place – $5000 USD
2nd place – $2000 USD
3rd place – $1000 USD
受賞者、佳作、入選作品は、2022年発売予定の書籍『EVOLO SKYSCRAPERS 4』に掲載されます。
受賞者および特別賞は、eVoloと、近日発売予定の書籍『EVOLO SKYSCRAPERS 4』を含む複数の国際的な印刷出版物に掲載されます。さらに、この結果は、最も重要なオンラインの建築・デザイン関連の出版物や、The Huffington PostやThe Wall Street Journalなどの一般メディアにも掲載されます。
これまでの受賞者は、以下の紙媒体で紹介されています。
(省略)
FAQ
誰が大会に参加できますか?
世界各国の学生やプロフェッショナルなど、どなたでもご参加いただけます。
複数の作品を応募できますか?
はい。ただし、各プロジェクトは個別に登録する必要があります。
プリントしたボードの提出は可能ですか?
本コンペティションはデジタルコンペティションであり、すべての応募作品はコンペティション概要に記載されたデジタルフォーマットでなければなりません。
摩天楼の高さに制限はありますか?
特定の高さの要件はありません。
プログラムに指定はありますか?
ありません。参加者は、自分のプログラム、場所、コンセプトを完全に自由に設定することができます。
Impact The Tiny House Competition (←クリック)
サイトでなくコンペのBriefの方を要約します。意訳です。詳細はサイトで確認してください。
Introduction
家」とは、誰にとっても親しみのある空間です。私たちの安全な避難所であるだけでなく、家は、使う人やその活動のためのシェルターという日常的な機能を超えて感情的、個人的なレベルで私たち一人一人とつながっています。
時代ともに、「家」の定義も変化し続けています。
21世紀には、AirBnB、Co-Living、Smart Homes、Tiny Homesなどのコンセプトが若い世代から年配の世代まで人気を博し、世界中でムーブメントを巻き起こしました。
「次世代店舗アイデアコンテスト2021」は一次審査を通過できなかったと思われます。
11月初旬に通過者にはメールで通知との事でしたが、メールが来ませんでした。残念ですが仕方ないでしょう。今回は店舗と言うよりもその部分的な提案だったので弱かったはず。他の方々がどんな提案をされたかを見てもっと勉強します。
こちらは提出する前のスタディ版パネル。特に説明を書き加える必要の無い単純なプロダクトなので3つのパーツと使い方(右下)を添えているだけ。
最初に、なぜ「Libesking Shader」と言う名称になったかと言う事から説明する。単純なバーを適当に、いやデタラメに組み合わせて網状にすると何かに似ている。そう、建築家ダニエル・リベスキンドのスケッチだ。リベスキンド氏と言えば、建築に興味がある人なら誰でも知っている脱構築建築の有名人。製品名の由来はそれだけ。面白がって付けている。
審査員の方々なら理由を言わなくてもわかってくれるはず。
そしてパネルの家だけれども、これはミース・ファンデルローエのファンズワース邸を描いている。手描きだ。つまり、モダンの雄ミースのデザインに脱構築を乗せていると言うわけ。
建築マニア向けのシャレになっている。(審査には影響しないだろうが、その程度のシャレはあっても良いはず。)
このパネルを見ていて何となく物足りない気がしてしまって提出版は少し変えた。
変えたと言っても内容には何の変更もない。パネルの見た目だけの変更になる。少しポストモダン調にした方が動きがあって好きなのだ。ただ、これまでの受賞作品が全てがモダンスタイルなのでこれをどう見られるかは心配だ。提出品その1の「PerchCam」。
最近の言えばモダンデザインを採用するものも多い。シンプルでかっこいい。ただ、そこに取り付ける全ての物がそのデザインにマッチするとは思えない。特に防犯カメラはその典型だ。性能の良い物を採用しようとすると形状がゴツイ。ゴツイ方が見た目で防犯になるのかもしれないが、家の外観デザインの事を考えると...うーん、そんなの取り付けたくないなあと思わないだろうか?
そして、この企画の大きな動機の1つは、人にとってどんなに美しい建物を建てたとしても元々そこにいたはずの動物たちにとっては無用の長物である事に間違いはない。それもどうにかすべきじゃないだろうかと考えた。
以前にその事を最初に思ったのは、ザッハハディドが香港に建てたか、計画して建てられなかったか忘れたが、氏のスケッチだった。空中に付き出した白い建物が確かに美しい。その周囲には緑の木々が描かれていた。人には良いが、動物には迷惑で何の役にも立たない物だよな、と思った。
そうだ、せめて家に止まり木位は付けてやっても良いのではないか?と言う発想。単純だ。
カメラのスペックは市販されている実在のカメラを参考にし、画角を計算するサービスで計算したものを採用している。その結果、鳥の止まる位置と遠方の人を同時に写せるレンズと(一般的な)撮像素子を想定する事ができた。
パネルの左上の四角い家のイラストは自前で描いている。家に見えると良いが。
前回の説明でだいたい想像ができたかと思うけれども、このようなシステムを提案した。
お金にならないものに価値を与えると言う事は、二酸化炭素排出権の取引と同じようなものだ。どうせならアマゾンやインドネシアなどの密林地帯に生えていて地球上に酸素を供給してくれている木、海にミネラルを排出して魚を育てている砂漠にもお金を払ったらどうかとも思うが、どうなんだろう?
とりあえず、ここでは景色にお金を払うと言うシステムにした。景色にお金が払われれば景観の保存→環境保持と人々の意識が移っていくのではないだろうか?そしてお金は当地に必要なインターネットや接続機器とそのメンテナンスに使われれば、識字率を上げ新しい産業を興すもとになり得るかもしれない。
作成しながら3枚にするか2枚で止めておくか迷った。3枚目は文字による説明ばかりとなり見た目が面白くない。読まない可能性もあるし、提案事項の単なる補足に過ぎない。しかし、最終的には3枚構成にした。
以下が最終案。
8月22日分の投稿でも書いたが、パネルはあえてデザイナーが作ったクールなスタイルにはしていない。クールなスタイルでまともに作成して彼らに勝てる自信が無いのは言うまでもないが、集計用紙は事務仕事や現場仕事で使う物。だからそれにあえて合わせた。工場の現場から出てきた提案書のようなイメージにしている。デザインとは何?と言う問いにデザインはそればかりじゃないぞ!と言う回答のつもりでもある。
背景はおとなしく白ではなくて段ボール風。段ボールにいろいろ余計な紙が貼ってある。フォーマットが決められているのでそれにできるだけ従っているが、プロダクトが紙製品であってハサミやペンではないので少しそれに合わせて変えてしまった。
提案する製品は集計用紙。
通常の集計用紙は紙に単に何本もの横線が印刷されているだけ。それをどう使うかはユーザーが考えると言う簡単な仕組み。それを数字を記入するとグラフを描いたと同じように視覚化できる用紙に変えたのがこの提案。これは実際に自分で作って使った(ネパール人やバングラデシュ人に使ってもらった)事がある。これならエクセルより100倍速い。100倍高速に自分等の作業の結果がわかり、そしてすぐその場でフィードバックが出てくるから素早い修正が効く。そして現場管理者がこの集計用紙を見た時にも一目で問題がわかると言う仕組みだ。数字の羅列だけでは見落としが多くなるがそれが避けられる。
これが提出したパネル。スタディとそう違わない。よく見ると指紋や汚れがたくさん付いているように見えるが、それも追加した。わざと汚れた手で作成したように見せている。実際の指紋や汚れではなく、それ風に作成したものを使っている。
1次審査結果発表 | UR都市機構 (クリック)
※前の投稿記事からの続きです。
次は「Health-chi」について。
これは一目で面白い。こちらも大量供給され規格化された住戸群である団地の時代からどうにかコミュニティ作りをしよう、街作りをしようと言うトレンドがあった事を念頭に、さらにその次のコミュニティの在り方を模索したもの。時間のコンテキストを良くわかっていて、しかもそこから出てくる案が、それはそうだけど、物に展開すると奇想天外に見える。素晴らしい発想としか言いようがない。1つ目の作品「縁-ふち-」と2つめの「まちに風吹く、ソーシャルハウジング」を足して「健康」のスパイスをかけたら全く違ったものになったような感じだ。1次審査結果発表 | UR都市機構 (クリック)
昨日の夕刻にメールで通知があり、1次審査の結果が出ましたとの事。結果は、通過できませんでした。通過した方、おめでとうございます。そして、勉強のためにこれからその6作品のトレース(図ではなくて考え方や表現方法について)させていただきたいと思います。
まず、作品「縁 -ふち-」について。
Alternate Realities | Architecture Competition - the Charette(クリック)
(※画像はWorld Architecture Community(クリック)からのもの)
何が面白いかと言うと、建築環境を自分の想像力で決めて良い事。重力の存在、場所、その時代の技術レベルその他、要は題名にある通りに「代替現実」の中でデザインする。と言うより代替現実そのものをデザインすると言う要素も含む事になる。
そして主催者からのメッセージはこれ。
Unleash your creativity – Surprise us!
- Be critical – Say something about the world.
- Striking visuals – Capture the imagination of architects and non-architects alike.
- No design is too wild!
創造性を解き放ち我々を驚かせろ!
- 批判的であれ。世界に物申せ。
- 印象的なビジュアルを作れ。建築家もそうでない者でも同等に想像力を掻き立てろ。
- どんなデザインもワイルド過ぎる事はない!
エントリー期限:2021年12月30日まで (早期エントリーあり)
提出期限:2022年1月30日
エントリー料金:USD35、45、55 (エントリーの日による)
賞:名誉のみで賞金はありません。
ピョートル・スミエコーウィッチュ「ザ・ムーン・キャチャー」(2021年9月12日の記事)でも少し触れたのだけれども、自分自身で自分の心に制限を加えていて常識的でつまらない考えに囚われているのではないかと思っている。たぶんそれは間違っていないはずで、誰もが全く想像できないような何かを生み出す事を自分自身で諦めている可能性が高いだろう。
その次の段階へ行けるのだろうか? ねえ、せんたろ~さん。(ここは業務連絡。)
2つ目のアイデアで応募完了。
提出パネルのデザインは本当に難しい。本体のデザインは機能で決まる部分が多いのでプロトタイプとしてシンプルを心がければ良いのだけれど、パネルに関してはそれ以上に見せる必要がある。建築でもこうした工業製品でも図面が入る事が要求され、文字も必要になるのでテンプレートを見本にと言うのがなかなかできない。
KOKUYOデザインアワードの場合はA3縦で最上段左にタイトル、右にコンセプト、中断にデザインと使用シーン、下段に寸法入り図面と決まっている。最初はこれに合いそうなテンプレートを使うのだけれど、すぐにめちゃくちゃになって元のテンプレートとはかけ離れたものになってしまう。こうした物にも癖が出る。良いか悪いかはわからない。
今回の提出品も締切後に公開。
今日、メールを受信したところ、コクヨさんからメールが入っていた。
[応募の締切間近!] とビックリマーク付きで。
そこで、もう1つアイデアを思いついてしまったので一つ短期間で仕上げてみる事にした。建築には全然関係ないのだけれども、パネル作成の練習のつもりでやってみる。それに設計は建築より機械系の方が仕事では慣れているので。まあどちらにしても同じようなものだ。
今回のアイデアは、ペンやパソコンで使う機器はもうこれはこんな物だと誰もが普通にそう思うほどに一般的で使い方も形状も決まってしまっている。けれども、いや、それでまだ不便な使い方になっているよね、と感じる事もある。あまりに普通過ぎて誰ももうそれを不便だとは言わなくなっている。人間はおかしなもので、不便な仕事、辛い仕事に慣れて毎日のようにしているとそれをする事が自分の誇りのように考えてしまう。毎日「痛」勤しているのだ。
さて、今は具体的にどんなアイデアかはここに書かないが、もう1つだけ重要なポイントを書いておこう。それは、日本の物作りの原点みたいな事で、「小さく作る」と言う事。アメリカの大きな自動車を見ててんとう虫スタイルの車を作ったり、ウォークマンを作ったりしてきたそのやり方だ。そう言うのは忘れずにさらに何度もやってみるべきじゃないかと考えている。
だから今回は何かを小さくしてみる。
これも個人ではなくてTeam OBASUでの参加。そして最終提出パネルは締切後の2021年10月16日にここで公開します。
2つめの作品の提出をした。今回は起案から提出までに3日間だけ。作り物はあるが実施設計ではないので図面無しで済ませた。(前回提出したものは本当にガラスだけなので作り物は無しだった。)
上の絵がJamboard上の検討画面。本当はもっと絵があったが消しながらやったので残っているものは少ない。と言ってもラフスケッチからあまり変更が無いので初期パネルを残す意味も無いが。
このコンペ、一応建築のコンペなのだからもう少し建築的な感じの提案にしたらどうか?と考えないでもないが、何しろお題が「野生のガラス」と言うようなどうしても禅問答なのでそれに対応する案を出して良い...と言うよりは出すべきなのじゃないかと思う。だいたい巨匠と言われる建築家のスケッチもそれ単体で見たら何だこりゃ!的なものなわけだし。それに比べればこれでも「確かに作ろうと思えば作れるよね」レベルだと思うからかなりマシのはず。寸法は書いてないけれども。
寸法は書かないけれども、建築として何をやっているかと言うと、それは「社会問題の解決への提案」だ。建物を作るだけが建築の仕事ではないと考えるので。
我々は使用し終わったガラス(今回は「コントロールからこぼれ落ちるガラス」)を廃棄と言う名目で見えない場所に「隠している」。そしてそれ以上その物の事を考えず、忘れてしまう事で生活を成り立たせている。忘れられたその物は死体としてずっとそこに置かれたままとなる。その理由は、最近はリサイクルや持続可能な社会と言われるが、「それするにはお金がかかるんだよ」と言う各論によってさらに放って置かれるかもしれない。つまり、資本主義の論理にはなかなか抗えないのだ。
と言うわけで、やる事は簡単だ。活きられる場所に置いてやろう、と言う事。
とは言え、それはどこだ?と考えなければいけない。そう、誰かの邪魔になってはいけないわけだし。そこで思いついたのは、頭の上。人が歩く上の空間はほとんど誰も使っていない。上を見れば空が見える。そこに置こう。そうすれば完璧ではないが強い雨は弱まり、強い太陽光は柔らかになるだろう。それで彼らはずっと生きていける。
提出日は2021年10月3日。この記事は提出期限の後に予約投稿で公開。
スタディ08でどうも複雑すぎてわかり難いと感じたので、スタディ09以降全く変えてみた。1枚で短編小説を読んだ感じになるようにしたかった。最上段にセリフを1つ入れてそれが全てを説明している風になっている。(そんな小さな文字を読んでもらえるか?と言う疑問はある。)細かい調整をしながら中央奥に人物を入れ、手前の自分との関係を強調している。やはり空間から何かを感じても最終的には人と人の関係に影響するものだろうと考えたから。
「野生のガラス」(クリック)コンペの応募締め切りが10月4日となっているが、突然、もう1案出したくなった。時間が無いので急ぐ。幸いにも明日、明後日は土日で休暇だ。時間がある。このコンペは実施コンペではないので詳細設計は無くて構わないはず。急げばできるかもしれない。
人の管理から零れ落ちたガラスたちと言えば廃棄される色ガラス。リサイクルされるようになってはきているが未だに廃棄処分が多い。分別が難しいからだ。そして廃棄されて地面の上に置かれているとそのままずっとそこにあり、腐らない、風化しない、土には返らないまま死体としてそこにずっとある。
アイデアは単純だ。置き場所を変えるだけだ。あまり使われる事のないどこかにこれを移動してやるだけで生き返ると言う事はないだろうか?と言うもの。
あった、あった、その場所が。
これ以後は提出できたら公開予定。急ごう。
スモールハウスコンペティション2021 応募ページ(クリック)
コンテナハウスの商品化を前提としたコンペだそうです。
(以下の概要は間違いがあるかもしれないので公式ページで確認してください。)
募集内容
提出物
締切:2021年10月31日 (日)
賞
CLTについて調べてみた。
コンクリートの1/5の比重、プレカットで乾式工法が可能。となればプラモデル?、いや、スチレンボードで建築模型を作るそのままのやり方で本物が作れると考えて良いだろうか。
河川と言うテーマで難しいのは
1) 河川の上を想定した場合に、どうしてもそこを「通る」に重点が置かれるから、他の建築物と違ってそもそも「儲からない」。そうなるとどうしても税金でやる橋のような物になる。そう面白いものでもない。
ずっと以前、北九州市の小倉に住んでいたことがある。繁華街は小倉駅から南側に広がる街だが、紫川を挟んだ西側に小倉城があり、その北側が開発されて形状も特徴的な大きな商業ビル、リバーウォークが出来た。そこと繁華街を結ぶには紫側を渡る事になり、そのために自動車が通る橋の脇に広い歩道が追加された。その歩道は自動車の車線数で言えば4車線程度ありそうなほど広く、床面は木材でボードウォーク風になっている。日よけと花壇もあっていかにもと言うものだった。
けれど、まあ、単にそれだけの物だった。リバーウォークや城でやっている祭りを見に行く、要はシャレているけれど単に通路だ。その物自体は面白くないのだ。
2) 橋っぽいものを作るとなると土木と喧嘩する事になって、特別何か意味が無いと「木材で?」と言う事になりかねない。
3) そこから見て景色が良いと言うだけでは木質である意味は無い。建造物を見て美しいと思える物を考えるとしてもただのテクスチャの問題なら中身が本当に木質である必要は?
4) コンクリートだって乾式でできる。
そう考えると最初に攻めるポイント1番は何だろうか? 儲かる場所(河川を含む場所)を探して儲かる物を作る事を考えるになりそうだ。
どう攻めるかと考えると、例えば5階建てビルを作れるとして、コンクリートの1/5の質量で済むのであれば地面の上にデンと乗せておく必要ななくて、吊るせとなる。それなら今まで地面の上に置くしかなかった物を河川の上に置いて(吊るして)もビルとして成り立つ可能性がある。問題はアクセスの方になる。
ザハ・ハディドのスケッチのようにけっこうボリュームのある物が本当に重力に拘束されないで空中に舞っているような何かができる可能性も無いとは言えない。
丹下健三のようにデッカい物を釣って、黒川紀章のようにモジュールで交換できて持続性があってハディドのように華麗にと言う。
そして河川であるので両岸を接続すると言う機能を同時に持たせると言うのも良い。
このあたりが建築デザインを考える上では誰でも考えるオーソドックスなアイデアじゃないかと思う。