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2021/12/10

「sanwacompany Design Award 2021」2つとも「入賞を逃す」

 残念でした。2作品とも入賞できませんでした。

ブログのタイトルで「入賞を逃す」と書いたのは、単に「落ちた」なのですが、通知メールに「惜しくも入賞を逃されてしまいしたことをご連絡・・」と書いていただいていたのでそう書いてみました。文字通り「惜しくも」と言う話ではないと思います。

次、頑張ります。

応募作品は2021年11月1日の投稿に2つともあります。参考まで。

2021/11/30

eVolo 2022 Skyscraper Competition (概要翻訳)

 Registration - 2022 Skyscraper Competition -eVolo | Architecture (←クリック)

意訳です。詳細はサイトで確認してください。


eVolo Magazineは、世界中の建築家、学生、エンジニア、デザイナー、アーティストを対象に、2022年の「スカイスクレイパー・コンペティション」への参加を呼びかけます。2006年に創設された「スカイスクレイパー・コンペティション」は、超高層建築を対象とした世界で最も権威ある賞の一つです。斬新な技術の提供、材料、プログラム、美学、及びグローバル化、柔軟性、適応性、デジタル革命による空間構成によって超高層ビルのデザインを再定義するものが評価されます。超高層ビルと自然界、超高層ビルと地域社会、超高層ビルと都市の関係を検証するフォーラムです。

参加者は以下の点に関して考慮しなければなりません。テクノロジーの進歩、持続可能なシステムの探求、現代の都市が抱える経済的、社会的、文化的な問題を解決するための、新しい都市・建築手法の確立。これは、天然資源やインフラの不足、人口の急増、公害、経済の分断、無計画な都市の拡大を指します。

このコンペティションは、ダイナミックで適応力のある垂直のコミュニティを創造する上で、パブリックスペースとプライベートスペース、そして個人と集団の役割についての研究です。 これは、人間と自然の間のダイナミックな平衡に基づく、新たな生活圏やテリトリーの探求と適応への応答でもあります。我々自身のシステムを自己調整することで知的に成長することができる、応答し適応する新しいデザインの方法論です。

場所、プログラム、サイズなどの制限はありません。その目的は、参加者に最大限の自由を与え、制約のない、最も創造的な方法でプロジェクトに取り組んでもらうことです。21世紀の超高層ビルとは何でしょうか?この巨大構造物の歴史的、文脈的、社会的、都市的、環境的な責任とは何でしょうか?

eVoloマガジンは、世界中のデザイナーの想像力を刺激し続けることを目指します。彼らは経済的、環境的、知的、知覚的な責任のある、新しい建築的言説をリードする思想家たちであり、現代の超高層ビルとして私たちが理解するものを変え、都市計画や私たちの生活様式の改善に影響を与えるものでありましょう。


REGISTRATION

建築家、学生、エンジニア、デザイナーの方々のご参加をお待ちしております。学際的(多彩)なチームの参加をお勧めします。

参加者は2022年1月25日までに登録の事。

2021年11月16日までは早期登録で参加費USD95。

2022年1月25日までは後期登録で参加費USD135。

1登録=1プロジェクト。

複数プロジェクトで参加可能。各エントリー毎に個別登録。

1チームの参加人数に制限なし。個人での応募も可能。

登録が承認後にeVoloから登録番号が送信される。(24時間以内)

登録番号は投稿ボードに記載する。


SCHEDULE

2021年8月6日 コンペ発表・登録開始

2021年11月16日 - 早期登録締切

2022年1月25日 - 後期登録締切

2022年2月8日 - プロジェクト提出期限(米国東部時間23時59分)

2022年4月26日 - 受賞者の発表


SUBMISSION REQUIREMENTS

本コンテストは、デジタルコンペティションであり、ハードコピーは不要。2022年2月8日(米国東部時間23時59分)までに、電子メールで skyscraper2022(あっと)evolo.us まで企画書を提出する事。


下記の内容を提出ファイルに含める事。

1. 図面、断面図、パースなどのプロジェクト情報が記載されたボード2枚。

提案を説明するために必要と思われるすべての情報を含めてください。

ボードのサイズは24″(h)×48″(w)で、横フォーマット。

ボードの解像度は、150dpi、RGBモードで、JPGファイル。

各ボードの右上には、参加番号を記入する。

個人が特定できないようにしてください。

ファイル名は、登録番号の後にボード番号を付ける。

例:0101-1.jpg、0101-2.jpg


2. プロジェクトのステートメントを含むDOCファイル(600語以内)。

ファイル名は、登録番号の後に "statement "という単語を付けてください。

例:0101-statement.doc.


3. 応募者の氏名、職業、住所、電子メールなどの個人情報を含むDOCファイル。

ファイルの名前は、登録番号の後に「info」という単語を付けてください。

例:0101-info.doc.


4. すべてのファイルは、登録番号を冠したZIPフォルダーに入れる。

例:0101.zip


ファイルのサイズが20MBを超える場合は、wetransferやGoogle Driveなどのファイル共有サービスを利用して、skyscraper2021(あっと)evolo.us宛に提出する。


JURY

Volkan Alkanoglu [Principal, VA | DESIGN]

Gianni Botsford [Principal, Gianni Botsford Architects]

Steven Chilton [Principal, SCA | Steven Chilton Architects]

Tsvetelina Georgieva [Principal, DesignMorphine]

Nuru Karim [Principal, Nudes]

Arthur Mamou-Mani [Principal, Mamou-Mani Architects]

Moon Hoon [Principal, Moon Hoon Architects]


REGULATIONS

コンペティションは匿名で行われ、登録番号が唯一の識別手段となる。

コンテストの公式言語は英語。

登録料の払い戻しはできません。

審査員への連絡は禁止されています。

eVolo Magazineは、コンペティションの主催者として、必要と判断された場合、コンペティションのスケジュールを変更する権利を有します。

参加者は、自分のデザインのすべての著作権を保持します。

eVolo Magazineは、コンペティションに提出されたすべてのプロジェクトを印刷およびデジタル出版物に掲載する許可を与えられます。

応募者がコンペティションの規則のいずれかでも考慮しない場合は失格となります。

参加することで、規則に同意したものとみなされます。


AWARDS

1st place – $5000 USD

2nd place – $2000 USD

3rd place – $1000 USD

受賞者、佳作、入選作品は、2022年発売予定の書籍『EVOLO SKYSCRAPERS 4』に掲載されます。


受賞者および特別賞は、eVoloと、近日発売予定の書籍『EVOLO SKYSCRAPERS 4』を含む複数の国際的な印刷出版物に掲載されます。さらに、この結果は、最も重要なオンラインの建築・デザイン関連の出版物や、The Huffington PostやThe Wall Street Journalなどの一般メディアにも掲載されます。

これまでの受賞者は、以下の紙媒体で紹介されています。

(省略)


FAQ

誰が大会に参加できますか?

世界各国の学生やプロフェッショナルなど、どなたでもご参加いただけます。


複数の作品を応募できますか?

はい。ただし、各プロジェクトは個別に登録する必要があります。


プリントしたボードの提出は可能ですか?

本コンペティションはデジタルコンペティションであり、すべての応募作品はコンペティション概要に記載されたデジタルフォーマットでなければなりません。


摩天楼の高さに制限はありますか?

特定の高さの要件はありません。


プログラムに指定はありますか?

ありません。参加者は、自分のプログラム、場所、コンセプトを完全に自由に設定することができます。







2021/11/23

Impact Tiny House Competition (概要翻訳)

 Impact The Tiny House Competition (←クリック)

サイトでなくコンペのBriefの方を要約します。意訳です。詳細はサイトで確認してください。


Introduction

家」とは、誰にとっても親しみのある空間です。私たちの安全な避難所であるだけでなく、家は、使う人やその活動のためのシェルターという日常的な機能を超えて感情的、個人的なレベルで私たち一人一人とつながっています。

時代ともに、「家」の定義も変化し続けています。

21世紀には、AirBnB、Co-Living、Smart Homes、Tiny Homesなどのコンセプトが若い世代から年配の世代まで人気を博し、世界中でムーブメントを巻き起こしました。

私たちの小さな家は、テクノロジーの急速な進歩、効率的な空間の出現、環境や経済的な懸念、そして住む人のニーズや欲求の高まりによって、変化を目の当たりにしてきました。

今日の住宅は、オフィス、遊び場、そして - オフィス、プレイエリア、ワークアウトゾーン 今日の住宅は、オフィス、遊び場、ワークアウトゾーン、交流やレクリエーションのための空間、さらには毛皮のような友人たちの住まいとして、彼らのニーズに応えることもできる多目的な存在となっています。

What is a Tiny House?
タイニーハウスは、小さなスケールの住戸です。
タイニーハウスに住むということは、小さいながらも巧妙に設計された空間で、革新的な技術とユニークなデザインの特徴を生かした生活をするという、ユーザーの意識的な選択です。
タイニーハウスは、理想的には50平方メートル以下の高品質で機能的な住宅です。機能性を備えています。また、移動が可能で、オフグリッドにも対応しています。タイニーハウスは 一般的には一戸建ての住宅として使用されます。

Tiny House Movement
タイニーハウス・ムーブメントは、アメリカで生まれた概念で、適度なもので満足し、必要なもの、重要なものに集中するという思想に基づいています。このムーブメントは、世界中で人気を得ています。健康的で環境に優しく、ユーザーの個性に合った体験や生活環境を作ることを推進しています。

Opportunity
家の概念は、様々な地理的、地形的、空間的制約によって変化します。しかし、核となるのは「家」であり、そのデザインは作り手と使い手の個性、創造性、イデオロギーの表現である。 この新しい時代、私たちは、環境問題や経済的な問題に悩まされる中でもっと自由になりたいという願望から、シンプルで効率的な生活を求めています。
この2年間、世界の人口の大半は、生き延びるために家に引きこもり、より資源の豊富な生活手段を取り入れてきました。このシナリオは、デザイナーにとって「家」の概念を再定義するまたとない機会となりました。ユーザーがよりシンプルで効率的な生活方法を求める傾向にあることと、技術や素材の急速な発展が相まって、多目的で革新的なパーソナルスペースを創造する大きなチャンスが生まれました。タイニーハウス・ムーブメントは、シンプルでありながら資源に恵まれた生活というコンセプトを志向しています。最小の設置面積で最大の使用可能スペースを確保するという革新的な方法で、持続可能性を再考するように設計されています。Less House More Home

Challenge
参加者は、快適な生活を送ることができる2人用のタイニーハウスをデザインします。

家のデザインとコンセプトは、革新的で創造的かつ持続可能なものでなければなりません。
家の内部と外部の環境との関係を考慮する必要があります。提案されたソリューションは、強力なコンセプトに基づいていなければなりません。

住宅の面積は、250平方フィート(23.22㎡)を超えてはなりません。

※以下サイトFAQより
面積の定義は壁柱等含む総床面積。
一時的又は歩行不可能な空洞、ダクト、テラス、バルコニー、折りたたみ式デッキ、ポーチ、トレリス、収納ロフト、空に向かって開かれたスペースなどは含まない。
建物の高さ制限は5m。

適応性 すべてのデザインにとって重要な要素です。
家は、常に変化するユーザーのニーズや 置かれている場所の状況に対応しなければなりません。

設計されたソリューションは、サイトに限らない汎用性のあるモジュールとして設計されたり、モバイル化されたりする場合もあります。その場合、参加者はその正当性を説明する必要があります。

内部空間には以下のものが必要です。リビングエリア|スリーピングエリア 2人分のスペース|調理・食事スペース|トイレ|ワークスペース|その他、参加者が希望するもの。

クライアントとの対話は、デザインソリューションの重要な要素の1つです。このコンペティションでは、参加者はクライアントを 今回のコンペでは、デザインコンセプトに基づいて、クライアントを2人の個人、カップル、またはあるジャンルの人々と想定することができます。デザインされた空間は、それらのユーザーに基づいていなければなりません。

Site 
参加者は、自分のデザイン案に関して、自由にサイトを選択することができます。場所は世界中どこでもよく、都市部でも農村部でも 都市部でも農村部でも構いません。

その場所に応じて、デザインがその場のコンテクストとうまく融合するように します。選ばれた場所は、デザイン提案を強く正当化するものでなければなりません。

Calendar & Registration Fees
Regular Registration ~03rd December 2021 $ 90 USD+18% Tax
Late Registration ~17th December 2021 $ 110 USD+18% Tax
Queries Deadline ~15th December 2021
Submission Deadline ~18th December 2021
Annoucement of Winners 18th February 2022

Prizes (USD)
1st-5000, 2nd-2500, 3rd-1500, Special Mention-500(x2)

Publication
受賞したすべてのデザイン案は、さまざまな国際的建築出版物やインパクト・コンペ・ブログに掲載されます。

Certificates
受賞提案には賞状、参加者には参加証が授与される。

Registration Process
大会登録は、完全なオンラインプロセスです。その手順は以下の通り。

参加者は、https:// impactcompetitions.net にアクセスし、サインアップして自分のチームを登録します。

参加者は、登録フォームにチームの各メンバーの必要事項を記入します。

登録が完了したら、当社の支払ゲートウェイを使って支払いを完了させてください。

支払いが完了すると、参加者のEメールIDにUnique Identification Number(UIC)が送られてきます。チームUICのドキュメントは、ダッシュボードからダウンロードすることもできます。

注意。
個人登録の場合は、チームリーダーの必要事項を入力するだけです。
期日までに登録手続きを完了していただくようお願いいたします。

Judging Criteria
インパクトコンペティションでは、著名で定評のある建築家を審査員として選出します。審査員は、最も創造性に富んだデザイン案を 以下の基準で評価します。

▲参加者が選んだクライアントに対するデザインの革新性と独創性
▲デザイン提案のために選択されたサイトとそのコンテキストへの対応。サイトへの正当性は、評価において重要な役割を果たします。
▲全体的な機能性と空間デザイン。
▲必要なスペースの割り当てとその構成。
▲クライアントの肉体的、精神的なニーズに対するデザインの対応性 。

Submission Process
Dashboard Processの場合
応募を開始するには、参加者は自分のImpactのコンペ・アカウントにログインする。

自分のアカウントのダッシュボードで、A1シート(例:(841 x 594 mm)/(33.1 x 23.4インチ))をアップロードする。

ファイルはJPEG形式で、解像度は150dpi以内とします。

ファイル名には、各チームの固有識別コード(UID)を使用してください。

ファイルのアップロードが完了すると、ダッシュボードと電子メールに確認のメッセージが表示されます。

Emailの場合
デザイン提案書をEメールでお送りください。
submitthetinyhousecompetition(あっと)gmail.com

注意
締め切りまでに提出してください。

Content on Sheet

建物の断面図、平面図、立面図、3次元図、アイソメトリック図、アクソメトリック図など。図、アイソメトリック図、アクソノメトリック図など。提案に最も適したプレゼンテーションスタイルとし表現方法は自由です。

デザインを支えるコンセプト、アイデア、テキスト。

アイデアを支える画像やイラスト とデザイン案

プロジェクトの実現可能性を理解するために必要な単位や要件

Submission Format and Content
デザイン提案シート上部の右隅にUID記載されていなければなりません。

テキストは英語で、200ワード以内。読みやすい大きさのフォントを使用してください。

シートには、参加者の身元が明らかになるような情報を表示してはいけません(名前、学校、会社など)。

これ以外の方法での応募は受け付けられません。


FAQ(Q/Aフォーマットを意訳)
UIDの受け取りはサイトから登録で得られる。
UIDは提出シートに記入。UIDが唯一の提出者特定用IDとなる。
チームのメンバー数は3人まで。
登録後のメンバーの追加は認めるが交代は不許可。
参加資格は不問(学生、プロ可)
JPEGフォーマットのシートのみで提出。
提出可能な最大サイズは5MB。
シートサイズはA1。
指定方法での参加費支払が不可能の場合はメールで問い合わせ。
全参加者は参加証を受け取る事ができる。

Rules 
提出期限は2021年12月18日午後11時59分(IST)です。
この期限を過ぎて送信された投稿は考慮されません。

参加者は締め切りを厳守しなければなりません。

参加者は、登録と投稿に関するすべての規則を遵守しなければなりません。

参加できる年齢は18歳以上です。

参加者は、建築家、インテリアデザイナー、学生、フリーランサー、デザイナーなどとします。参加者やチームが建築のバックグラウンドを持っていることは必須ではありません。

1回の登録で提出できるデザイン案は1つです。

追加登録料を支払うことで、複数のデザイン案を提出することができます。

参加者は、いかなる形であれ、審査員に接触することはできません。そのような行為は失格になります。

審査員の決定は最終的なものであり、議論の余地はありません。

審査員と個人的または仕事上の関係がある方は、参加できません。

参加者は、最終受賞者の発表前に、自分のプロジェクトをどこかで発表したり、公開したりすることはできません。

参加者は、本コンテストに登録することによりコンテストの規約に完全に同意したものとします。

主催者は、改良や変更のために競技会の日程を変更する完全な権利を有する。その場合、参加者は このような場合、参加者にはEメールまたは他のメディアチャンネルで通知されます。

デザイン提案の際のコミュニケーション言語は英語とします。それ以外の言語は認められず、チームの失格につながります。

参加者は、主催者に提供したデータについて責任を負います。登録手続き中に真のデータを提供することは、参加者の責任です。また、第三者の知的財産権を侵害してはなりません。

参加者は提出した作品に責任を持ち、第三者の知的財産権を侵害してはなりません。

主催者は、参加者の身元を確認する権利を有し、さらに身元証明を求めることができる。

コンペの結果発表はカレンダー通りとし、それ以上の変更があった場合は、電子メールで参加者に通知します。

受賞者の発表後、主催者は賞金の処理のために受賞者の身分証明書の提出を求めます。


Ideation Sheet
アイデアシートは、キーワードや参考文献を照合したものです。

参加者はこれを参考にすることができます。デザインプロセスを開始するための参考資料となります。








2021/11/22

次世代店舗アイデアコンテスト2021 一次審査通過せず

「次世代店舗アイデアコンテスト2021」は一次審査を通過できなかったと思われます。

11月初旬に通過者にはメールで通知との事でしたが、メールが来ませんでした。残念ですが仕方ないでしょう。今回は店舗と言うよりもその部分的な提案だったので弱かったはず。他の方々がどんな提案をされたかを見てもっと勉強します。

2021/11/01

「sanwacompany Design Award 2021」提出案 その2

 

こちらは提出する前のスタディ版パネル。特に説明を書き加える必要の無い単純なプロダクトなので3つのパーツと使い方(右下)を添えているだけ。

最初に、なぜ「Libesking Shader」と言う名称になったかと言う事から説明する。単純なバーを適当に、いやデタラメに組み合わせて網状にすると何かに似ている。そう、建築家ダニエル・リベスキンドのスケッチだ。リベスキンド氏と言えば、建築に興味がある人なら誰でも知っている脱構築建築の有名人。製品名の由来はそれだけ。面白がって付けている。

審査員の方々なら理由を言わなくてもわかってくれるはず。

そしてパネルの家だけれども、これはミース・ファンデルローエのファンズワース邸を描いている。手描きだ。つまり、モダンの雄ミースのデザインに脱構築を乗せていると言うわけ。

建築マニア向けのシャレになっている。(審査には影響しないだろうが、その程度のシャレはあっても良いはず。)

このパネルを見ていて何となく物足りない気がしてしまって提出版は少し変えた。

変えたと言っても内容には何の変更もない。パネルの見た目だけの変更になる。少しポストモダン調にした方が動きがあって好きなのだ。ただ、これまでの受賞作品が全てがモダンスタイルなのでこれをどう見られるかは心配だ。


提出パネルには傾いた四角形、スタディでは傾かない青い四角形を挿入した。以前の「スターハウス」のパネルには傾いた黄色い四角形の中にコンセプトを入れた。こうしてアクセントとしてこのようなものを入れる事の意味は何だろうと、自分自身で入れながら時々考えている。

提出品の意味としては本当にアクセントでしかなく、無ければ無くても説明には困らない。だが、ある部分を目立たせる時や全体に躍動感を持たせたい場合にはどうしても使いたくなる。自分はグラフィックデザインの勉強はした事が無いが、その知識がある人はこうしたものをどのように使うのだろう? もしくは使わないのだろう? これは今後の課題だと考えている。


「sanwacompany Design Award 2021」提出案 その1

 

提出品その1の「PerchCam」。

最近の言えばモダンデザインを採用するものも多い。シンプルでかっこいい。ただ、そこに取り付ける全ての物がそのデザインにマッチするとは思えない。特に防犯カメラはその典型だ。性能の良い物を採用しようとすると形状がゴツイ。ゴツイ方が見た目で防犯になるのかもしれないが、家の外観デザインの事を考えると...うーん、そんなの取り付けたくないなあと思わないだろうか?

そして、この企画の大きな動機の1つは、人にとってどんなに美しい建物を建てたとしても元々そこにいたはずの動物たちにとっては無用の長物である事に間違いはない。それもどうにかすべきじゃないだろうかと考えた。

以前にその事を最初に思ったのは、ザッハハディドが香港に建てたか、計画して建てられなかったか忘れたが、氏のスケッチだった。空中に付き出した白い建物が確かに美しい。その周囲には緑の木々が描かれていた。人には良いが、動物には迷惑で何の役にも立たない物だよな、と思った。

そうだ、せめて家に止まり木位は付けてやっても良いのではないか?と言う発想。単純だ。


カメラのスペックは市販されている実在のカメラを参考にし、画角を計算するサービスで計算したものを採用している。その結果、鳥の止まる位置と遠方の人を同時に写せるレンズと(一般的な)撮像素子を想定する事ができた。


パネルの左上の四角い家のイラストは自前で描いている。家に見えると良いが。

2021/10/19

「次世代店舗アイデアコンテスト2021」提出案

 

前回の説明でだいたい想像ができたかと思うけれども、このようなシステムを提案した。

お金にならないものに価値を与えると言う事は、二酸化炭素排出権の取引と同じようなものだ。どうせならアマゾンやインドネシアなどの密林地帯に生えていて地球上に酸素を供給してくれている木、海にミネラルを排出して魚を育てている砂漠にもお金を払ったらどうかとも思うが、どうなんだろう?

とりあえず、ここでは景色にお金を払うと言うシステムにした。景色にお金が払われれば景観の保存→環境保持と人々の意識が移っていくのではないだろうか?そしてお金は当地に必要なインターネットや接続機器とそのメンテナンスに使われれば、識字率を上げ新しい産業を興すもとになり得るかもしれない。

作成しながら3枚にするか2枚で止めておくか迷った。3枚目は文字による説明ばかりとなり見た目が面白くない。読まない可能性もあるし、提案事項の単なる補足に過ぎない。しかし、最終的には3枚構成にした。

以下が最終案。





2021/10/16

「KOKUYO DESIGN AWARD 2022」提出案 その2

2021年10月12日からの続きです。

例によってスタディ中のJamboardの図だ。今回は時間が短かった事と提案する物の構想がはっきりしていたので迷走せずに最初から最後まで基本は変えなかった。

解決したかった課題は、事務仕事での紙書類とキーボードの干渉だ。この時代でもまだ紙の帳票を見ながらPCをいじると言う仕事は多い。紙のサイズは決まっている。キーボードは両手で操作する必要があるのでこちらもサイズが決まっている。ある人はキーボードを机の奥の方に置いて入力する時には手を長く伸ばして行う。ある人は紙をキーボードの右側に置き、首を回して見る。ある人は左手で紙を持ち、右手で入力。両手が必要な入力は紙を一旦左に置く。また、ペンで書類に書き込みながら同時にPC画面も参照する人もいる。いずれにせよ、それぞれの事情で大きさが決まっていてそれを同時に使用すると言う配慮がされていない。

そこで、サイズを変えられるのはどちらだと考える。もちろん、キーボードの方だ。キーボードと言えば、最近はスマホにもキーボードは表示される。スマホサイズだから小さい。ならばやってできないわけがない。どうせならペンを持ったまま入力できればさらにうれしいはずだ。

そう思ってよく考えれば難しい事など何もない。なぜなら、ペン入力式のタッチパネルと言う物があって、リアルタイムでペン先の位置を検出している。そこにキーボードのキートップを印刷しておいてキーの位置だけ検出させれば良い。ただ、通常のタッチパネルに普通のボールペンでタッチされてしまうと耐久性に欠ける。そこで表面にはステンレスの板を使う。ステンレスの板を押すと押したポイントが検出し難い。その解決方法は、タッチパネルとステンレス板の間に押し子(プランジャーシート)と呼ばれる、昔の携帯電話のキーの裏に入っていた凸シートを挟み込めば良い。

これならできるだろう。全て既存技術で作る事ができる。
ここで一度提出。


この案で提出した後に気付いた。コンセプトはもう少し書いた方が伝わるのではないかと。と言うのは、このコンペのお題が「UNLEARNING」で、「デザインは、逆らうことができる、批判することができる、多様性を示すことも知識や理想を壊すこともできる。誰も信じて疑ってこなかった真実にもう一度フォーカスして、モノとデザインの関係を再構築しよう。社会も思想も人も暮らしもうごめいているときに絶対的なものなど何もない。」となっている。提案はそれほど壮大なものではないかもしれないが、少なくとも現状ある普通を疑っている。そして変えようとしているのは間違いない。そこをもう少し強調しておくべきかと考えた。文字は多くなるが提出パネルは変えてみる事にし、結果として修正して再提出する事にした。



「KOKUYO DESIGN AWARD 2022」提出案 その1

2021年8月22日からの続きです。

 これはスタディ中のもの。

8月22日分の投稿でも書いたが、パネルはあえてデザイナーが作ったクールなスタイルにはしていない。クールなスタイルでまともに作成して彼らに勝てる自信が無いのは言うまでもないが、集計用紙は事務仕事や現場仕事で使う物。だからそれにあえて合わせた。工場の現場から出てきた提案書のようなイメージにしている。デザインとは何?と言う問いにデザインはそればかりじゃないぞ!と言う回答のつもりでもある。

背景はおとなしく白ではなくて段ボール風。段ボールにいろいろ余計な紙が貼ってある。フォーマットが決められているのでそれにできるだけ従っているが、プロダクトが紙製品であってハサミやペンではないので少しそれに合わせて変えてしまった。


提案する製品は集計用紙。

通常の集計用紙は紙に単に何本もの横線が印刷されているだけ。それをどう使うかはユーザーが考えると言う簡単な仕組み。それを数字を記入するとグラフを描いたと同じように視覚化できる用紙に変えたのがこの提案。これは実際に自分で作って使った(ネパール人やバングラデシュ人に使ってもらった)事がある。これならエクセルより100倍速い。100倍高速に自分等の作業の結果がわかり、そしてすぐその場でフィードバックが出てくるから素早い修正が効く。そして現場管理者がこの集計用紙を見た時にも一目で問題がわかると言う仕組みだ。数字の羅列だけでは見落としが多くなるがそれが避けられる。

これが提出したパネル。スタディとそう違わない。よく見ると指紋や汚れがたくさん付いているように見えるが、それも追加した。わざと汚れた手で作成したように見せている。実際の指紋や汚れではなく、それ風に作成したものを使っている。


2021/10/15

「スターハウスの未来にある暮らし」1次審査通らず ページ2/2

 1次審査結果発表 | UR都市機構 (クリック)

※前の投稿記事からの続きです。

次は「Health-chi」について。

これは一目で面白い。こちらも大量供給され規格化された住戸群である団地の時代からどうにかコミュニティ作りをしよう、街作りをしようと言うトレンドがあった事を念頭に、さらにその次のコミュニティの在り方を模索したもの。時間のコンテキストを良くわかっていて、しかもそこから出てくる案が、それはそうだけど、物に展開すると奇想天外に見える。素晴らしい発想としか言いようがない。1つ目の作品「縁-ふち-」と2つめの「まちに風吹く、ソーシャルハウジング」を足して「健康」のスパイスをかけたら全く違ったものになったような感じだ。

そしてパネルの表現方法がまた良くて、スターハウスを開きにしたような図にしている。たまにこうした表現をする事はあるが、これは魅力を十分に伝える上でとても効果的だ。

ありがとうございます。


次は「シアター42」について。
この作品のユニークさは、問題を定義して解決策を示すのではなく、「問題自体を掘り起こす」事を目的にしている事。なかなかそう言う発想はできないものだ。東京大学の方なので研究をされている方なのかもしれない。

そして住空間をテーマとしたパフォーマンス(通常生活している中では無いものとして)を行う事で新しい可能性を模索する。そのために研究体を発足する。実現すれば非常に興味深い試みになると考える。ただ、自分には実際の研究の在り方やその後どうなるのかが全く想像できない。たぶん、こうした発想であっても何か先行する考え方に呼応しているものなのだろうと想像するが、自分にはその知識が欠けているので今のところわからない。

未来を創りだすと言う意味ではこの提案は本当に目的に適っているのかもしれない。逆に言うと自分のような人間の発想は未来よりももっとずっと手前の即物的なものでしかないのではないかと反省させられる。

ありがとうございます。


次は「間貸して暮らす」について。
近年はシェアリングエコノミーが普及し家をシェアして使うと言うサービスが出てきている。そのシェアの方法を動的にしてみたら、と言う方法だ。面白い発想だと思う。

そしてスター型だからこそ、別々の住戸のシェアされたエリアを繋げて1つのものとして使えると言うところも面白い。もちろんそんなに都合よく行くのか?と言うのはあるにしても。

しかしながら、その都合良くできるようにする仕組みがガラスの引き戸なのだろう。こちらも言葉では表現されていないけれども、1つ目の「縁-ふち-」、そして2つ目の「ソーシャルハウジング」で言われていた個が共有部分と繋がる事を暗に問題視していると考えられる。その意味でも優れたアイデアであると考える。

ちょっと気になるのは、このパネルのパースは単なる例として見るべきだろうけれど、貸さないでロックしている部分も外から見えるように描かれていて、誰に貸す事を想定しているのかな?と言う点。団地の他の棟からも人がここに集まるように説明されているから不特定多数の中の誰かも想定されていると考えられるのでその時にこのパネルのプランが最適と言えるのかどうかが少し疑問。貸すと言う行為に対応する行動やシステムは既にあると考えられるけれど、人の信用性はそうした外部のシステムに依存するものなのだろうか?

どうもありがとうございます。


次はもう少しマシなパネルが作れるように勉強します。
以上。

「スターハウスの未来にある暮らし」1次審査通らず ページ1/2

1次審査結果発表 | UR都市機構 (クリック)

昨日の夕刻にメールで通知があり、1次審査の結果が出ましたとの事。結果は、通過できませんでした。通過した方、おめでとうございます。そして、勉強のためにこれからその6作品のトレース(図ではなくて考え方や表現方法について)させていただきたいと思います。

まず、作品「縁 -ふち-」について。


問題意識はちょっと自分の作品と似ている。「共有部分に対して住戸が閉じていて住民どうしの交流が生まれにくい。」つまりは団地としての良さを活かす事ができていないと言う発想の部分。ただし、こちらの提案ではプランが単一である点についても問題にしていて、1)住戸の一部を共同オフィスのようなこれからの時代に合った別の空間に転用している事と、2)世帯構成のバリエーションにも「動的に変化できるように」考慮している。

確かにそれは良いアイデアだと思う。そこまで頭が回らなかった。ただ、住戸前にできた「縁」の部分についてはちょっと疑問が無いではない。と言うのは、ここを管理するのが誰かと言う問題が生じる。住戸内から生活が縁部分にあふれ出すとするとそこの管理は縁に接する住戸の人がするのだろうか?うーん、そうであれば物置にされそうな気がする。階段を上り下りする人から見えるべきではないだろうか? もし既存の管理者側の管理であればこれはかなり負担が大きい。縁部分に何を置くか、子供がいる場合とそうでない場合でバリエーションを設けるか、入居していない住戸前の見え難い場所のセキュリティの確保はどうするか、といろいろ考えなければならないポイントがありそう。

パネルは具体的な実現例が多く示されていてとても分かりやすい。こうした点が自分には劣っている、と言うか、途中で投げ出そうとした時にスキルの欠けている点としてわかっていた事なのだけれど。勉強が必要だ。

細かい点で、気になる事は、1)住戸から縁に出る時のドアが外開きになっているけれども、機能的に大丈夫なのだろうか?これは自分のアイデアでは引き戸にしたところ。 2)住戸内のプランで最も外側に風呂を置いているけれど、排水管は床を転がして中央部分まで持って行けるのだろうか? この時代の団地の床下は狭いと思うのだけれど。このあたりは自分でやった事がないので本当に知りたい点だ。

ありがとうございます。


次は「「まちに風吹く、ソーシャルハウジング
~スターハウスからまちに活動のネットワークが連続する、ソーシャルキャンパス構想~」について
こちらも社会と住戸の関係について問題にしている点は同じだけれども、捉え方がポジティブでコロナの影響で住戸内で仕事や学習をするなどの「社会の要素が入り込んだ」事に対応すると言う姿勢をとっている。

そして「ソーシャルキャンパス」と銘打っている事からわかるように 1)比較的若年層にターゲットを絞っている事、2)団地の敷地から外にでてさらに広い地域的つながりを考えていると言う特徴がある。

実際にスターハウスに手を入れているポイントはこの図でわかるように床を一部抜いて段違いの吹き抜けを作っているところ。この位大胆な提案でも良かったのかと反省。実施する事を考えると製造業の者としてはどうしてもコストと対比してしまうし、それに「未来」がこのプランで100年先まで確定と考えられないからどうしてもできなかった。自分に自信が無いだけなのかもしれない。

気になる点は、1)ソフトウェアの負担がとても大きい事。クラウドファンディングでと言う記述はあるけれど、継続的な経営の視点が必要でどちらかと言うと建物よりそちらの方が大変ではないだろうか?何かノウハウがあるのかも知れないけれど。2)それと、たぶん例として描かれていると想像するが、スターハウスの中身のプログラムがきちんと決められているから本当に大学のように上手く決まりきったカリキュラムで運営しないと上手く使われないのではないかと言う懸念もある。これに近い案はよく自治体が団地等の再生と言う題で公開している資料にもあって、運用負担が大きくてNPOに頼るような事が書かれてありいずれもほとんど実現していないと言うのも現実。3)また、ハウジングとなっているけれど住む事に関しての言及が少ない点がちょっと気になります。逆に言うと、実現性よりも夢と想像力を先に行かせた方がこうしたコンペでも通るものなのかと思った。

ありがとうございます。


次は「大きなケヤキと囲い庭」について。
こちらは前者2つの案と完全に発想の基が違っていて、団地建設当時の良い住環境の中にある住戸の特性を肯定しさらに現代に合うように、そしてスターの形状特性を活かす形で調整している。その結果、1フロア3戸であったところを2戸に減らした提案になっている。

面白いと思う点は、1)文字で説明が無いのだけれど、各住戸が通路に接する点がホワイエとなっていて、絵でもガラスで住戸内が外から見えるようになっている点。言葉で書かないにしても他の住人達との関係をちゃんと意識して案にしている。言葉はコンセプトに集中して他はこうして絵が語るようにすると言うのは相当にスキルが高い、と羨ましく思う。2)それと、居室はバスをコアに配置して区切っているけれど、室内にはバスルームに入る以外のドアが全くない。一般的には子供が大きくなったらと言われかねないにしてもとても現代的に思い切りが良くて好ましいと感じる。

ちょっとだけ気になる点は、1)外壁にCLTを貼っていて建物の見た目にも気を使っていて見た目もとても良いけれど、住んでいる人からはあまり見られないかもしれないなと思う事。外から見た時にコンクリートの塊よりはずっと嬉しいしコンセプトにもぴったりなので良いとは思う。2)パイプシャフトが完全に無くなっていて代わりになるものが全く平面図上に描かれていないけれど、それは考えなくても良かったのだろうか?と言う疑問もある。部屋がドア無しであってエアコン等で電気の負荷も大きくなるしオリジナル状態で無かった通信線も必要になる事を考えると実際にはシリアスな問題になるのではないだろうか? と言うか、実施の可能性があるコンペでもそこを考えないで提出して良かったのか、とちょっと驚いた。

ありがとうございます。

後3つの案があるので、次の記事につづく。





2021/10/14

「ALTERNATE REALITIES 2022」面白いコンペ発見

 

Alternate Realities | Architecture Competition - the Charette(クリック)

(※画像はWorld Architecture Community(クリック)からのもの)

何が面白いかと言うと、建築環境を自分の想像力で決めて良い事。重力の存在、場所、その時代の技術レベルその他、要は題名にある通りに「代替現実」の中でデザインする。と言うより代替現実そのものをデザインすると言う要素も含む事になる。

そして主催者からのメッセージはこれ。

Unleash your creativity – Surprise us!

- Be critical – Say something about the world.

- Striking visuals – Capture the imagination of architects and non-architects alike.

- No design is too wild!

創造性を解き放ち我々を驚かせろ!

- 批判的であれ。世界に物申せ。

- 印象的なビジュアルを作れ。建築家もそうでない者でも同等に想像力を掻き立てろ。

- どんなデザインもワイルド過ぎる事はない!


エントリー期限:2021年12月30日まで (早期エントリーあり)

提出期限:2022年1月30日

エントリー料金:USD35、45、55 (エントリーの日による)

賞:名誉のみで賞金はありません。


ピョートル・スミエコーウィッチュ「ザ・ムーン・キャチャー」(2021年9月12日の記事)でも少し触れたのだけれども、自分自身で自分の心に制限を加えていて常識的でつまらない考えに囚われているのではないかと思っている。たぶんそれは間違っていないはずで、誰もが全く想像できないような何かを生み出す事を自分自身で諦めている可能性が高いだろう。

その次の段階へ行けるのだろうか? ねえ、せんたろ~さん。(ここは業務連絡。)

2021/10/11

「KOKUYO DESIGN AWARD 2022」その2 応募

  2つ目のアイデアで応募完了。

提出パネルのデザインは本当に難しい。本体のデザインは機能で決まる部分が多いのでプロトタイプとしてシンプルを心がければ良いのだけれど、パネルに関してはそれ以上に見せる必要がある。建築でもこうした工業製品でも図面が入る事が要求され、文字も必要になるのでテンプレートを見本にと言うのがなかなかできない。

KOKUYOデザインアワードの場合はA3縦で最上段左にタイトル、右にコンセプト、中断にデザインと使用シーン、下段に寸法入り図面と決まっている。最初はこれに合いそうなテンプレートを使うのだけれど、すぐにめちゃくちゃになって元のテンプレートとはかけ離れたものになってしまう。こうした物にも癖が出る。良いか悪いかはわからない。


今回の提出品も締切後に公開。

2021/10/08

「KOKUYO DESIGN AWARD 2022」その2

  今日、メールを受信したところ、コクヨさんからメールが入っていた。

[応募の締切間近!] とビックリマーク付きで。


そこで、もう1つアイデアを思いついてしまったので一つ短期間で仕上げてみる事にした。建築には全然関係ないのだけれども、パネル作成の練習のつもりでやってみる。それに設計は建築より機械系の方が仕事では慣れているので。まあどちらにしても同じようなものだ。


今回のアイデアは、ペンやパソコンで使う機器はもうこれはこんな物だと誰もが普通にそう思うほどに一般的で使い方も形状も決まってしまっている。けれども、いや、それでまだ不便な使い方になっているよね、と感じる事もある。あまりに普通過ぎて誰ももうそれを不便だとは言わなくなっている。人間はおかしなもので、不便な仕事、辛い仕事に慣れて毎日のようにしているとそれをする事が自分の誇りのように考えてしまう。毎日「痛」勤しているのだ。

さて、今は具体的にどんなアイデアかはここに書かないが、もう1つだけ重要なポイントを書いておこう。それは、日本の物作りの原点みたいな事で、「小さく作る」と言う事。アメリカの大きな自動車を見ててんとう虫スタイルの車を作ったり、ウォークマンを作ったりしてきたそのやり方だ。そう言うのは忘れずにさらに何度もやってみるべきじゃないかと考えている。

だから今回は何かを小さくしてみる。


これも個人ではなくてTeam OBASUでの参加。そして最終提出パネルは締切後の2021年10月16日にここで公開します。

2021/10/05

「野生のガラス」提出パネル その2

 

2つめの作品の提出をした。今回は起案から提出までに3日間だけ。作り物はあるが実施設計ではないので図面無しで済ませた。(前回提出したものは本当にガラスだけなので作り物は無しだった。)

上の絵がJamboard上の検討画面。本当はもっと絵があったが消しながらやったので残っているものは少ない。と言ってもラフスケッチからあまり変更が無いので初期パネルを残す意味も無いが。

このコンペ、一応建築のコンペなのだからもう少し建築的な感じの提案にしたらどうか?と考えないでもないが、何しろお題が「野生のガラス」と言うようなどうしても禅問答なのでそれに対応する案を出して良い...と言うよりは出すべきなのじゃないかと思う。だいたい巨匠と言われる建築家のスケッチもそれ単体で見たら何だこりゃ!的なものなわけだし。それに比べればこれでも「確かに作ろうと思えば作れるよね」レベルだと思うからかなりマシのはず。寸法は書いてないけれども。


寸法は書かないけれども、建築として何をやっているかと言うと、それは「社会問題の解決への提案」だ。建物を作るだけが建築の仕事ではないと考えるので。

我々は使用し終わったガラス(今回は「コントロールからこぼれ落ちるガラス」)を廃棄と言う名目で見えない場所に「隠している」。そしてそれ以上その物の事を考えず、忘れてしまう事で生活を成り立たせている。忘れられたその物は死体としてずっとそこに置かれたままとなる。その理由は、最近はリサイクルや持続可能な社会と言われるが、「それするにはお金がかかるんだよ」と言う各論によってさらに放って置かれるかもしれない。つまり、資本主義の論理にはなかなか抗えないのだ。

と言うわけで、やる事は簡単だ。活きられる場所に置いてやろう、と言う事。

とは言え、それはどこだ?と考えなければいけない。そう、誰かの邪魔になってはいけないわけだし。そこで思いついたのは、頭の上。人が歩く上の空間はほとんど誰も使っていない。上を見れば空が見える。そこに置こう。そうすれば完璧ではないが強い雨は弱まり、強い太陽光は柔らかになるだろう。それで彼らはずっと生きていける。


提出日は2021年10月3日。この記事は提出期限の後に予約投稿で公開。

「野生のガラス」提出パネル その1

 

スタディ08でどうも複雑すぎてわかり難いと感じたので、スタディ09以降全く変えてみた。1枚で短編小説を読んだ感じになるようにしたかった。最上段にセリフを1つ入れてそれが全てを説明している風になっている。(そんな小さな文字を読んでもらえるか?と言う疑問はある。)

細かい調整をしながら中央奥に人物を入れ、手前の自分との関係を強調している。やはり空間から何かを感じても最終的には人と人の関係に影響するものだろうと考えたから。
以下が最終提出案。
これが建築コンペの提出品なの?と多くの人は思うのではないだろうか?
それで良いのです。

(この投稿はコンペの締め切り日を過ぎた時点で公開されるように予約投稿しています。)



2021/10/01

「野生のガラス」もう1つ提出しようか?

  「野生のガラス」(クリック)コンペの応募締め切りが10月4日となっているが、突然、もう1案出したくなった。時間が無いので急ぐ。幸いにも明日、明後日は土日で休暇だ。時間がある。このコンペは実施コンペではないので詳細設計は無くて構わないはず。急げばできるかもしれない。


人の管理から零れ落ちたガラスたちと言えば廃棄される色ガラス。リサイクルされるようになってはきているが未だに廃棄処分が多い。分別が難しいからだ。そして廃棄されて地面の上に置かれているとそのままずっとそこにあり、腐らない、風化しない、土には返らないまま死体としてそこにずっとある。

アイデアは単純だ。置き場所を変えるだけだ。あまり使われる事のないどこかにこれを移動してやるだけで生き返ると言う事はないだろうか?と言うもの。

あった、あった、その場所が。

これ以後は提出できたら公開予定。急ごう。

「スモールハウスコンペティション2021- bigHOUSE」

  スモールハウスコンペティション2021 応募ページ(クリック)


コンテナハウスの商品化を前提としたコンペだそうです。

(以下の概要は間違いがあるかもしれないので公式ページで確認してください。)

募集内容

  • 木製コンテナデザイン(コンセプト、想定ターゲット含)
  • 最大サイズ:間口2,350mm × 奥行5,460mm × 高さ2,800mm
  • ただし、可動を前提とし基礎に連結しない。

提出物

  • A3用紙(片面1枚、横向き)最大5枚程度(3~5MB以内のpdfでも可)
  • 図面、パース、ドローイング、CG、模型写真など
  • コンセプトや作品の特徴、アピールポイントは文章にてまとめる

締切:2021年10月31日 (日)

  • 【一次審査】2021年11月10日(水)
  • 【二次審査】11月19日(金)、オンラインプレゼンテーション
  • 【結果発表】11月30日(火)、公式ホームページにて

  • 最優秀賞 (1点):賞金30万円
  • 優秀賞  (1点):賞金20万円
  • 入選   (3点):学生部門・プロ部門・アマ部門 各賞金15万円
  • 社長賞  (1点):賞金10万円
  • 工場長賞 (1点):賞金10万円
  • 営業部長賞(1点):賞金10万円
※プロ部門、アマ部門、学生部門に分かれているそうです。Webのフォームでエントリーすると3つのうちのどれかに✓を入れるようになっています。最優秀賞金が30万円と高くないですが、賞が多くあるので他のコンペより入賞し易いかもしれません。


以前からコンテナハウスやトレーラーハウスには興味があった。その理由は、1)価格が普通に家を建てるほど高くない。 2)日本にいる母の家が(普通は実家と言うらしいが)地震、火山爆発を懸念しなければならない場所に建っているので、普通の家では避難できない。移動可能であればできる可能性が残されている事と、移動できなかったとしても地面に連結されておらず自立していれば揺れても地震で潰れる可能性が低いと考えられるため。3)また、家族の人数が夫婦2人のみなので部屋数も面積もあまり多くを必要としないため。

こう言うのは軽自動車と同じで限られた面積と体積を可能な限り広くとろうと考えるのでどうしてもデザイン的に最大限に広げた箱をイメージしてしまう。そうなるともちろん誰がどうデザインしてもあまり違わなくなってしまいそうだ。そんな中、何かやって面白い事があるだろうか?どうかなあ?日本人はスモールハウスが得意な人が多そうだから上手い人も多いだろう。

2021/09/15

「CLTアイディアコンテスト2021」少し考える

 CLTについて調べてみた。

コンクリートの1/5の比重、プレカットで乾式工法が可能。となればプラモデル?、いや、スチレンボードで建築模型を作るそのままのやり方で本物が作れると考えて良いだろうか。


河川と言うテーマで難しいのは

1) 河川の上を想定した場合に、どうしてもそこを「通る」に重点が置かれるから、他の建築物と違ってそもそも「儲からない」。そうなるとどうしても税金でやる橋のような物になる。そう面白いものでもない。

ずっと以前、北九州市の小倉に住んでいたことがある。繁華街は小倉駅から南側に広がる街だが、紫川を挟んだ西側に小倉城があり、その北側が開発されて形状も特徴的な大きな商業ビル、リバーウォークが出来た。そこと繁華街を結ぶには紫側を渡る事になり、そのために自動車が通る橋の脇に広い歩道が追加された。その歩道は自動車の車線数で言えば4車線程度ありそうなほど広く、床面は木材でボードウォーク風になっている。日よけと花壇もあっていかにもと言うものだった。

けれど、まあ、単にそれだけの物だった。リバーウォークや城でやっている祭りを見に行く、要はシャレているけれど単に通路だ。その物自体は面白くないのだ。

2) 橋っぽいものを作るとなると土木と喧嘩する事になって、特別何か意味が無いと「木材で?」と言う事になりかねない。

3) そこから見て景色が良いと言うだけでは木質である意味は無い。建造物を見て美しいと思える物を考えるとしてもただのテクスチャの問題なら中身が本当に木質である必要は?

4) コンクリートだって乾式でできる。


そう考えると最初に攻めるポイント1番は何だろうか? 儲かる場所(河川を含む場所)を探して儲かる物を作る事を考えるになりそうだ。

どう攻めるかと考えると、例えば5階建てビルを作れるとして、コンクリートの1/5の質量で済むのであれば地面の上にデンと乗せておく必要ななくて、吊るせとなる。それなら今まで地面の上に置くしかなかった物を河川の上に置いて(吊るして)もビルとして成り立つ可能性がある。問題はアクセスの方になる。

ザハ・ハディドのスケッチのようにけっこうボリュームのある物が本当に重力に拘束されないで空中に舞っているような何かができる可能性も無いとは言えない。

丹下健三のようにデッカい物を釣って、黒川紀章のようにモジュールで交換できて持続性があってハディドのように華麗にと言う。


そして河川であるので両岸を接続すると言う機能を同時に持たせると言うのも良い。

このあたりが建築デザインを考える上では誰でも考えるオーソドックスなアイデアじゃないかと思う。



2021/09/13

「CLTアイディアコンテスト2021」興味有り


CLTアイデアコンテスト2021(クリック)
 

CLTと言う材料の特性をまず理解しておかないと難しい。他の木質系材料とどう違うか、そしてこれが他の木質系材料のリプレイス品でないと言う事も考えないといけない。
また、設計の要素が大きいのでスキルとしてもある程度高いものが必要。