こちらは提出する前のスタディ版パネル。特に説明を書き加える必要の無い単純なプロダクトなので3つのパーツと使い方(右下)を添えているだけ。
最初に、なぜ「Libesking Shader」と言う名称になったかと言う事から説明する。単純なバーを適当に、いやデタラメに組み合わせて網状にすると何かに似ている。そう、建築家ダニエル・リベスキンドのスケッチだ。リベスキンド氏と言えば、建築に興味がある人なら誰でも知っている脱構築建築の有名人。製品名の由来はそれだけ。面白がって付けている。
審査員の方々なら理由を言わなくてもわかってくれるはず。
そしてパネルの家だけれども、これはミース・ファンデルローエのファンズワース邸を描いている。手描きだ。つまり、モダンの雄ミースのデザインに脱構築を乗せていると言うわけ。
建築マニア向けのシャレになっている。(審査には影響しないだろうが、その程度のシャレはあっても良いはず。)
このパネルを見ていて何となく物足りない気がしてしまって提出版は少し変えた。
変えたと言っても内容には何の変更もない。パネルの見た目だけの変更になる。少しポストモダン調にした方が動きがあって好きなのだ。ただ、これまでの受賞作品が全てがモダンスタイルなのでこれをどう見られるかは心配だ。提出パネルには傾いた四角形、スタディでは傾かない青い四角形を挿入した。以前の「スターハウス」のパネルには傾いた黄色い四角形の中にコンセプトを入れた。こうしてアクセントとしてこのようなものを入れる事の意味は何だろうと、自分自身で入れながら時々考えている。
提出品の意味としては本当にアクセントでしかなく、無ければ無くても説明には困らない。だが、ある部分を目立たせる時や全体に躍動感を持たせたい場合にはどうしても使いたくなる。自分はグラフィックデザインの勉強はした事が無いが、その知識がある人はこうしたものをどのように使うのだろう? もしくは使わないのだろう? これは今後の課題だと考えている。
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