今朝Twitterを見ていたところ、隈研吾氏の「ユゥーアップ-四ツ谷」が話題に上っており、否定的な意見のコメントが長く連なっていた。建築関係者や建築を学ぶ学生のコメントはほとんど無いようだった。
写真を見れば確かにいろいろ言われるのはわかる。
Twitter(クリック)を検索すると出てくる。
ブログ「もんく+a」から、建築仲間 Team OBASU の活動記録ブログとしてリロードしました。
アイデアコンペへの参加が活動の中心です。
従ってここはTeam OBASUの頭の中そのものと言えます。
(2021年~)
今朝Twitterを見ていたところ、隈研吾氏の「ユゥーアップ-四ツ谷」が話題に上っており、否定的な意見のコメントが長く連なっていた。建築関係者や建築を学ぶ学生のコメントはほとんど無いようだった。
写真を見れば確かにいろいろ言われるのはわかる。
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The Sponge: Skyscraper To Collect Rainwater For Drinking And Farming In Africa (クリック)
eVoloのスカイスクレイパーコンペティション2021の奨励賞の作品。これは他の作品とは異なるとても興味深い作品だった。建築と言う作業は「インターフェイス作り」と定義する場合もある。そのインターフェイスが何と何のインターフェイスかと言うのはあまりはっきりとは言われない。建物と人と言うし、人と人と言うのも一般的だ。建物と人であればそれは作る事が重要で、作りてのエゴのように感じられる事もある。人と人は言うまでもなく、異質の人どうしが出会って何かが起こるような事。よくある。この作品は生活とその具体的手段のインターフェイスだろうか? 自分としてはこの作品のようなインターフェイスが理想的と考えるのだが.. どうだろう?
今津康夫 / ninkipen!による、奈良の築50年の住宅を改修した、照明ブランドのオフィス兼ショールーム「NEW LIGHT POTTERY」
たまたまFacebookでarchitecturephotoさんのこの記事(2018年)が回ってきたので見せていただいた。この最初の写真が面白いなあと思ったからだ。この錆びたトタンの外壁がそのまま使われている。普通リノベーションする時にここまで錆びてしまえば外して別の外壁材に交換、と簡単に考えてしまうところ、それを活かして使っている。それだけでこの記事、ちょっと読んでみたいと思うわけ。
そうしたら中身はもっと面白かった。たぶん、ショールームに入ったところの床は基礎の高さまで下げて段差を無くしているのかな?(それとも元から土間だったのか?そんな風には見えないが。) それと、その土間っぽいところまで置く側から伸びていたのではないかと思われる梁を切ってしまって天井を屋根まで高くしているようだ。元は壁が付いていた柱は壁を取り除いてすっきり大きな空間にしたせいでポツリとそこに立っている風になった。いろいろな拘束から解き放って日本家屋が近代建築になっている。そこまでしても外形は追加されたトイレの部分しか変わっていない。なかなか面白い。
ちょっと違和感があるのは庇の裏側にエアコンのダクトやたぶん補強か何かを収めた部分が四角く囲われていて重い感じがするところ。でも、本当に面白い。
ちょっと話の方向は変わるのだけれど、最近の建築の傾向として出来上がりが「静か」だなあと思う。これはショールームだからもちろん他のものとは違うし演出としては狙いだろう。まあ、それは置いておいて、多くが「静か」だなと感じる。ちょっと前には定義のあいまいな空間のようなものが作られていてそこで異質なものどうしがぶつかり合う的なものがけっこうあったと思ったけれども、今はそう言うのは流行らないのだろう。建築を離れて昭和後期を思えばあの時代はもっとガシャガシャで普通にしていてもぶつかり合っていたと感じるのでずいぶんと時代は変わったなと、この作品を見てそう思った。
現代において本当には何が良いのか、と言う問いに対しては議論の余地があるのだろうけれど、さて、もし自分自身で自分の空間として作る上げるとしたらガシャガシャなのか、静かを選ぶのか?
ピョートル・スミエコーウィッチュによる「ザ・ムーン・キャッチャー」
ADFのサイトにこれが出ていた。これはかなり気になる。
この時代、どんな建築物が実現してもどんな奇抜な作品が出てきても驚くことはそう無いと思う。